2013年06月

2013年06月04日

前々から気になっていた中京大と愛知学院大の試合を観戦。


中京大

     南部
   清水  加藤
高森 牧野 白井 水野
  須崎 野添 福ヶ迫
     石井

初めは4バックかなと漠然と見ていたけど、3−4−3のようでした。
南部がセンターにいるものの、下がったり、シャドーと入れ替わったりと実質ゼロトップ。
見たかった選手が結構いたけど、怪我なのかいなくて残念。


愛知学院大

   安東 水谷
 森川  西中 山下
     岩崎
深山 三浦 有瀬 田久世
     山下

真柄はベンチにも入らず…
ユース時代に対戦相手として強く印象に残っている鈴木貴也も不在…
FW登録の三浦がCB。


中京は後方からスペースへのフィードでDF裏のスペースを狙う。
南部、清水、加藤がポジションを入れ替わりながら裏を狙うが、愛知学院もしっかりケアしていた。

愛知学院は対照的に地上戦で対抗。
西中、森川、水谷はテクニック、スピードがあり、一瞬のキレでDFを交わせる。
特に水谷は抜群のスピードを活かし、ボールをDFに間に蹴り出して、一気に前に出るドリブルでチャンスを演出していた。

27分に愛知学院は右からのドリブルでチャンス。中に切れ込み、PA付近からスルーパス。DFに寄せながらもシュートを決める。0−1
森川のパスから水谷のゴールに見えたけど、公式記録だと西中のゴールらしいです…。

31分に中京にもチャンス。水野から牧野にパスが繋がり、DF裏へロブ。走り込んだ清水がマイナスのパス。これを南部がシュートも浮かしてしまう。しかし、連動したいい形。

43分にも牧野が前を向いてフィード。清水に渡り、さらに加藤に繋がる。加藤はドリブルで仕掛けてシュートも外。


前半は愛知学院が1点リードで折り返す。


なかなかリズムが生まれない中京は56分に選手交代。牧野に代え橋本を投入。南部がボランチに下がり、橋本は右シャドーに入る。
1年生かな、とぼけっとしてましたが、帰宅して調べたら、ディ・マリア橋本じゃないですか。
そう言えば、中京に来たとか聞いたような…

愛知学院は65分、フィードを安東が胸トラップPA内でDFと競りながらシュートまで行くが、飛び出してきたGK石井が体を張ってブロック。

選手交代してもチャンスの作れなかった中京だが、一瞬の隙を突く。71分愛知学院GK山下のパントキックを福ヶ迫げヘッドで跳ね返す。ハーフウェイ付近に攻め残っていた野添が受けて前を向くとスルーパス。裏に走り込んでいた加藤がGKとの1対1を冷静に決める。1−1
愛知学院としてはもったいない失点。確か中京のセットプレーを凌いでからのパントキックで、競り合った選手が大柄の安東ではなかったのが悔やまれる。

一気に行きたい中京、突き放したい愛知学院、ともに攻め手を欠き、時間が経過していく。

87分に中京は水野からの高く上がった右クロスを加藤が競り勝ちヘッド。しかし、バーに当たりGKが抑える。

4分のアディショナルタイムが表示され、引き分けが見えてきた90分。中京は水野のキープから途中出場の澤入にパス。低いクロスを入れると、加藤がトラップから前を向く。GKをよく見てシュートを決める。2−1

90+4分、愛知学院にラストチャンス。森川が左からドリブルでカットイン。右足でのシュートは枠を捉える。しかし、GK石井がギリギリで弾き出す。


試合終了
2−1で中京の勝利。


中京は勝利はしたが、内容は今ひとつ。
DF裏をフィードで狙うのも効果的とは言い切れなかった。
また守備から攻撃の切り替えが遅いというか、奪ってからの思い切ったチャレンジがなく、ボールを大事にしすぎて、攻撃に怖さがない。
守備ではドリブルへの対応が後手を踏み、苦戦していた。
それでも勝ちきれるところが試合巧者というところでしょうか。
ベストメンバーでの試合を見てみたいところです。

目立ったのは加藤翼、南部健造、水野隼人。
加藤翼はユースのときから若干イメージが変わった。
サイドをスピードに乗った突破が特徴だったけど、セカンドストライカーとして2得点。
正直まだ機能し切れていない印象だったが、数少ないチャンスを確実にモノにするあたりに成長を感じた。
髭と集合写真の笑顔にも好印象。
南部は多分センターフォワードは得意じゃないと思うけど、要所で上手さを見せた。
途中から入ったボランチもそつなくこなし、器用さも感じた。
水野はやっぱり野洲イズムを感じさせるシャレオツなプレーが満載。
ボールを受けると、必ずワンフェイントを入れたり、足裏を使ったドリブルをしたり、見るものを楽しませる。
位置はウィングバックだが、サイドを上下動するタイプではなく、サイドでキープしDFを引きつけて中にパスを供給するタイプ。
サイドのボランチのようなイメージ。
普通にボランチでのプレーも見たい。

あと、石井稜は相変わらずの安定感。
セービング、キック、コーチング、存在感、と全てレベルが高い。
上のカテゴリーで早くみたい。


愛知学院はスキルフルでスピードある選手が多く、中京DFを苦しめた。
ここに抜群のフィジカルを誇る安東が絡めれば、さらに爆発力が増すのだろうが、この試合では安東の動きが重く、迫力も半減。

目立っていたのは上でも書いた、水谷、森川、西中。
3人とも小柄で線も細いが、テクニック、スピードが抜群。
楽しんでプレーしている雰囲気があった。


大学サッカーはひさびさでしたが、2種とは違う楽しさがありました。
当たりの激しさだったり、審判への異議など、なかなか2種では見れないものも見れました。

koshachikansenki at 22:30コメント(0)トラックバック(0)日本のサッカー 
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