2011年03月06日

2011年度グランパスユース選手紹介 3年生

2年ぶりの選手紹介。
まずは3年生から。
前回の紹介から2人減っての15人です。


都竹 俊優 1993年4月10日生まれ

ジュニアユースでは主にボランチやトップ下だったが、ユースではサイドバックでも起用されたりした。今年は右ウイングというか右サイドハーフで使われる事が多そう。
マラドーナが好きなレフティドリブラーだが、ドリブル好きな選手にありがちな気まぐれさはなく、守備になると激しくボールを追い回す。空中戦にも果敢に挑み、怪我を恐れずにプレーできるファイターの一面が強い。ピッチのいろんなところに顔を出し、気づいたらゴール前まで攻め上がっている。左足のシュートはパワフルだが、枠の上に飛ばしがち。
味方が点を取ると誰よりも喜びを爆発するムードメーカーの顔も持つ。


水野 泰輔 1993年5月4日生まれ

ゲームを支配するボランチ。
サイドチェンジやスルーパスもあるが、ゆったりとボールを回しているように見せて、隙を見つけた瞬間にダイレクトで出すパスは必見。ダイレクトで出せるってことは、その前に周りの状況が頭に入っているという事だし、トラップせずに蹴れるのだから技術も高い。ひとつのパスで試合の流れを変える司令塔。
最近は積極的にゴール前に飛び出していく動きも増えたし、守備でも粘り強さが出てきた。ということは攻守ともに運動量が増えたという事でしょう。
センスは年代トップクラス。是非一度ご覧ください。


樋江井 悠貴 1993年5月7日生まれ

左右のサイドハーフが主なポジションだが、ユースに昇格してからはサイドバックやセンターバックも…。U15時代を見ていた人間としては非常に違和感が。
縦へ突き進みつつも、深い切り返しができるドリブルが特徴。PA内での切り返しでDFをかわし、シュートという形を持っている。
絶好調時なら誰にも止められる気はしないが、調子の波があるのがドリブラーらしい。それがなくなれば十分に活躍できるはず。
個人的には、ライバルは多いけども、やっぱり前目のポジションで見てみたい。


伊藤 悠稀 1993年5月12日生まれ

バックパスを何事もなく処理するGK。フィールドプレーヤーでもやっていけそうなくらい足元は上手い。というか、練習試合でフィールドプレーヤーで出場した時には難易度の高いシュートを決めていた。
GKながらプレーの端々に気の強さが見える。思い切りの良い飛び出しもそうだし、U15時代の高円宮杯の新潟戦ではロスタイムに敵陣まで攻め上がりクロスを上げたりもした。シュートへの反応も素晴らしい。GKを「静」と「動」で分けるなら、「動」のタイプ。
石井との正GK争いが楽しみ。


加藤 翼 1993年5月14日生まれ

いわゆる高速ドリブラー。左右のサイドハーフやFWができる。今年は右サイドバックにコンバートかな。
ゆったりとしたリズムから一気にトップギアに入れ、相手を抜き去る。そこからはゴールライン際を抉りマイナスのクロスか、エリア内に入りシュートを積極的に狙う。
守備はまだまだポジショニングなど改善しないといけないところもあるけど、快足で追いつけばなんとかなるような雰囲気もある。
このコンバートが上手くいくかが今年のチームの鍵かも。


野崎 翔平 1993年5月15日生まれ 

FC四日市から加入したDF。本職はセンターバックな気もするが、サイドバックでの起用が多い。FC四日市はジュビロと強いコネクションがあるようだが、磐田に行かずに途中下車してくれました。
見た目通りのパワフルな守備が持ち味。サイドバックではそれだけでなく積極的な攻撃参加も見せる。だが、クロス精度が今ひとつなのが残念。
ピッチの中でも外でも元気いっぱいで盛り上げ役なのでしょうか。


佐藤 和樹 1993年5月18日生まれ

左のサイドバックもしくはサイドハーフ。
とにかく左足のキックは破壊力満点。シュートは枠を捉えれば、GKに触られようが決めきれる力がある。またワンステップで逆サイドまで蹴れるフィードも魅力。
もちろんキックだけでなく、サイドからの攻撃の組み立てもできる。守備も標準レベル以上。
体も2年間で大きくなり、まだ伸び代がありそうな気がする。
狙える位置からのFKは全部自分が蹴るぐらいの我の強さが欲しい。


足立 智紀 1993年5月27日

180cmを超える長身FW。吹田千里丘FC出身。
見た目からポストプレーヤーかと思ったが、それよりも懐の深さと足元の柔らかさが目についた。
まだまだ恵まれた体格をフル活用したプレーができていないように見えるが、型にはまったときの破壊力はさすが。
センターフォワードの軸になれるように期待しています。


高原 幹 1993年5月28日

ボランチと左サイドバックを一度ずつ見た事あるけど、本職はもちろんFW。点取屋。
1試合1点は期待できる生粋のストライカー。味方のパスを受けても、自分で局面を打開しても点が取れる。左足のシュートはキャノン砲と称されるほど強烈であり、よく抑えが利いていて、シュートを浮かしてしまう事は少ない。
ドリブルは前につんのめり気味に見えるけど簡単には倒れず、独特のリズムを感じる。相手の重心をしっかり見て逆をつくことができる。フットサルのような足裏を使ったボールキープも特徴的。重心が低く、当たられても簡単には倒れない。
オフザボールでの駆け引きもうまく、味方がパスを回している間にポジションを取り直し、常に裏のスペースを狙っている。また逆にDFを引き連れて中盤に下がり、味方のスペースを作り出す動きも秀逸。
ファン・ニステルローイが好きらしいけど、個人的にはロマーリオを思い出す。
とにかく元気にプレーしてる姿が見たい。


石井 綾 1993年6月24日

常に落ち着いた印象を与えるGK。
試合前のウォーミングアップで、クロスをキャッチしてセンターラインにいる選手にパントキックでパスするものがある。彼がこのアップをしているとキックのフォームと弾道の美しさに見とれてしまいます。心の中でいつも「おー」とか思ってます。
シュート反応もよく、特に至近距離からのシュートはギリギリまで相手を見てから止める。
安定感抜群でミスが少ない。
伊藤とどちらが正GKになるのか楽しみ。


奥山 政幸 1993年7月28日

1年生からセンターバックとしてレギュラーの座を掴んだディフェンスリーダー。今年はキャプテンを務めると同時にボランチで新境地を開拓する。
安易なFWへのクサビは前に出てインターセプト、できないときはFWに前を向かせない、前を向かれたらドリブルで抜かせない、シュートまで持っていかれたら体を投げ出してシュートコースを消す、といったディフェンスの基本がしっかりしている。教科書に載せたいぐらいです。
さらにボールを奪ってから素早く水野に繋ぎ、そこから速攻、というのがひとつの攻撃パターンにもなっている。
上背はそれほどないけど、ボールの落下地点を読み間違えないのでヘディングも問題ない。
ボランチか、センターバックか、新監督の手腕に注目です。


川本 拓也 1993年9月16日 
常に大きな声でチームを盛り上げるセンターバック。
1対1の強さは地上でも空中でも目立つ。ストッパー、というタイプの選手。
かと思いきや、左右両足でフィードを蹴れる。パワフルなキックでいきなりチャンスを演出したりする。
奥山とのコンビはまさに阿吽の呼吸だったが、今年は相棒が別の選手に替わる可能性もあり、そうなったときにどれだけできるかが今年のチームのポイントかも。


川村 啓輔 1993年9月20日

トップ下やボランチ、FWまでこなす。
特別スピードがあるわけでも、体格に恵まれているわけでもないがゴールは決める。FWの近くで動き回ってチャンスを作る。両足で自然にキックできるのは武器。シュートの上手さはチームでも1、2位を争うぐらい。するすると前まで抜けていき、ゴールを決める。FKのキッカーを務める事も多い。
アタッカーは下の世代にも活きのいい選手が何人かいるが3年生の意地をみせつけてほしい。


加藤 凱 1993年9月27日

ボランチが本職だけど、サイドバックで起用される事もあった。
常にボールをもらうために動き回り、受けたら捌き、またボールをもらうために動く。ショートパスでリズムを作る。
もっと大きな展開を覚えたり、ミドルシュートを狙うなり、何かわかりやすい武器を身につければレギュラーも遠くないと思う。
今年のブレイクに期待。


渡辺 大輝 1993年11月16日

元は中盤の選手だったが、いつからかDFにコンバートされ、ブレイク。
中盤出身ということで技術は高い。ユースの先輩の岸光のようなプレースタイル。丁寧なビルドアップは重なるところがあります。それと、いつも冷静で慌てるようなことがないことろも。
センターバックだけでなく、サイドバックもできるけど、真ん中のほうが持ち味が出せるような気はする。
横の選手にボールを預けるだけでなく、ゴールから逆算したパスを選択できるセンスは他のDFにはない能力でしょう。

koshachikansenki at 19:35コメント(2)トラックバック(0)グラユース選手紹介  

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コメント一覧

1. Posted by パパぐらん   2011年03月06日 20:06
子鯱様 こんばんは。

本当に久しぶりの選手紹介ですね。
よくとらえてらっしゃるのにはいつもながら感心します。ありがとうございます。

ユースは、イタリア遠征で予想外(?)の善戦をしてきました。選手のがんばりとコーチの采配があったからだと思います。特に、ミラン戦は劣勢ながら、引き分けにもちこめました。
今回も、ベストメンバーとはいきませんでしたが、今後、けがから回復してくる選手も加わり、また、1年生の押し上げもあり、チーム内競争も激化しそうで、チーム力アップにいいことです。

今日も、ユースの選手がトップのセカンドチームに加わり、いいプレーを連発していました。特にS選手の選手紹介での破壊力抜群の左足キックは、まさしくその通りでした。

わが息子は、故障中で別メニューですが、これから始まる全国リーグまでに、チーム力を上げていってほしいと思います。

今季も、どうぞ観戦レポを楽しみにしております。
2. Posted by 子鯱   2011年03月06日 21:30
パパぐらんさん、こんばんは。

3年生は2年前に作ったのに手直ししたからいいですけど、1、2年生は0から書くので大変そうです…

イタリア遠征はある程度の結果も残せたようですし、いい経験になったみたいですね。
年上相手にやり合えたのは自信になったことでしょう。
あとエースの笑顔の写真が見れたのがよかったです。

怪我は心配です。
イタリア遠征で途中から欠場していたようなので気になっていたのですが…。
焦らずに治してください。

では、また。

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