2013年12月08日

2013 プレミアリーグウエスト vs セレッソ大阪U-18

またも間が空いての観戦。
そろそろ潮時なのか…
そんな気分の中、さらに5分遅れで到着。
ほぼ同時にセレッソにゴール。


グランパスのスタメンは、

   石川 北川
青山       曽雌
    金 池庭
吹ケ 大森 中島 後藤
     板倉

3年生が8人、2年生が1人、1年生が2人。

セレッソは、

   前川 大津
阪本       高田
  丸岡満 仲原
温井 橋本 庄司 永田
     齋藤

セレッソペースで試合は進む。
目についたのはセレッソの攻守の切り替えの早さ。
ボールを失うと、大津、前川、阪本、高田が猛然とプレッシャーをかけ、グラに自由にボールを回させずに大きくボールを蹴らせて、後ろが拾う。

すると15分、セレッソの注目選手、キャプテン丸岡が中央から右にパス。ブロックされたボールを自ら拾い直すと、マークがルーズな隙に狙いすましたFKのようなミドルシュートがGKの頭上を破り、ゴールに決まる。0−2

24分にもセレッソ。仲原から左へ大きくサイドチェンジ。前川は中にパス。受けた丸岡がエリア内でドリブルからシュートもGKがセーブ。

グラも反撃。27分、右からパスを受けた石川がワンタッチで金にパス。中にパスを入れると、北川がGKよりも前でシュートをするも外。

33分にグラは中央の金が曽雌に縦パスを通す。曽雌のスルーパスに反応した石川がDFに当たり負けせずにGKの股間を抜くシュートを決める。1−2

40分 セレッソ 温井が曽雌を引っ掛けてイエロー。

46分にセッレソはゴールライン際からマイナスのパスを丸岡がシュートも上に外す。


前半は1−2で折り返す。
スタッツは不明。

グラは出足のいいセレッソを前に苦戦。
ボールを奪ってもプレスを避けるためのロングボールが多く、後ろから組み立てる事ができない。
プレスに来る相手を交わすのはリスキーにしても、もっとパスコースを作るために周りの動きがほしいところ。
なんとか金、池庭のところでゲームを作らないと北川と石川が孤立してしまうし、サイドの突破も活きない。


前半途中からグラは曽雌と青山の位置を変える。


48分、いきなりグラがチャンス。中央で北川のキープからオーバーラップしてきた後藤にパス。後藤はドリブルでマークを剥がしてクロス。ファーの曽雌がヘッドで折り返して、石川がループ気味の左足シュート。しかし、これはバーに嫌われる。

50分 セレッソ 大津がシミュレーションでイエロー。

セレッソは58分、グラGKから中島へのパスに詰めた前川が奪い取り、ドリブルでエリア内へ。寄せられながらもショートを放つがGKがセーブ。

63分、グラは右サイドでパス交換。青山から金に渡り、北川へ必殺スルーパスを通す。右サイド角度の厳しいところから放ったシュートはわずかにファーに外れる。

さらに64分、グラは中央の北川が右の青山にパス。タイミングよく駆け上がる後藤を囮にして、青山は左足一閃。タイミング、スピードともに完璧なシュートだったが、ポスト直撃。

66分 セレッソ 北川のドリブルをファールで止めて橋本にイエロー。

67分、グラはゴールほぼ中央22mからのFK。調子が上がってきた北川がズドンとシュートも、GK正面。

70分 グラ選手交代 曽雌→杉森

71分 セレッソ選手交代 高田→金

セレッソは73分に中からパスを受けた阪本がフリーで左足シュートもGKがキャッチ。

78分 セレッソ選手交代 永田→堀江

82分 セレッソ選手交代 阪本→平田

86分 グラ選手交代 池庭→川崎 川崎がFWで、石川がボランチ

選手交代も実らず、最後はハーフウェイライン付近からのFKを蹴る前に試合終了の笛が鳴り響く。

1−2でセレッソの勝利。
後半のシュート数は、グラが5本、セレッソが3本。
CKはセレッソの3本のみ。
GKはグラが1本、セレッソが3本。

グラは後半から北川が巧みなキープで攻撃の起点となり、チャンスを迎えた。
しかし、石川のシュートがバー、青山のシュートはポスト、とわずかなところで決め切れなかった。
すると徐々に最後まで足が止まらなかったセレッソのディフェンスに飲まれ、チャンスも作れなくなる。
また、前線で体を張る大津の存在が大きく、ロングボールを収めて起点となるか、グラのファールを誘うか、で後ろの選手たちを助けていた。
結局、決め手に欠いたグラが追いつくことなく敗戦となった。

グラでよかったのは、金、北川、石川、青山。
金は頭上をボールが行き交う展開の中でも、さすがのパスでチャンスを演出。
彼をもっと前に出せる展開に持ち込みたかった。
北川は前半は沈黙も、後半は目立っていた。
巧みなキープ、パスで周りを活かしていた。
ただ、上手い選手ではなく、もっと相手にとって恐い選手になってほしい。
多少強引にでもゴールを貪欲に狙うようになることを期待しています。
石川は本職ではなかったが、攻守に奮闘。
FW顔負けのゴールを決めたし、あわや2点目の場面も。
青山はポストに当たったシュートが惜しい。
ああいうセンスを持った選手はなかなかいないと改めて感じた。
以前はボールを持った時はもっと仕掛けていた気がするが、ちょっと大人しい印象を受けた。
来年は中心選手として、シュート、パス、ドリブルに期待したい。


セレッソでは、丸岡、大津、庄司がよかった。
丸岡は狙い所を決めて奪い取る能力も高いし、ゴールシーンのような冷静さも魅力。
気づいたらゴール前まで侵入する飛び出しもよかった。
派手さはないけど、チームの中心でファイトできる選手。
大津は強い。
ディフェンスを背負っても慌てずにロングボールをトラップし、味方の上がる時間を作れる。
グラDFは彼へのファールが多くなり、リズムを作らせてもらえなかった。
さらに、前線からのチェイシングもさぼらない。
庄司は噂に聞いた通りのエアマスター。
高1とは思えない高さと強さを見せた。
まだ足元とか微妙な気もするが、それ以上に可能性を感じた。
来年、再来年とどうなるのか楽しみにします。



今日で3年生の公式戦は終わりを迎えました。
3年間お疲れさまでした。
次のステージでのご活躍をお祈りしています。
また、縁があってグランパスに戻ってきてくれることを願っています。

koshachikansenki at 22:37コメント(2)トラックバック(0)グランパスユース  

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コメント一覧

1. Posted by パパぐらん   2013年12月09日 20:12
子鯱様

お久しぶりです。

プレミア最終戦のレポからゲームの様子が良く分かりました。

今年、このチームのゲームを数試合見ましたが、勝ち切れないのが、本当に不思議でした。
原因が、あるとすれば、ゲーム運びの上手さが無かったということでしょうか?
点を取っても、すぐに失点してしまうことが多かったようです。

3年生の次のステージでの活躍を願っています。

また、関東大学リーグで対戦できる選手もいますので。

2. Posted by 子鯱   2013年12月09日 23:40
パパぐらん様、こんばんは。
おひさしぶりです。

仰る通り、ゲーム運びがあまり上手くないかん、というところはありました。
早い時間での失点から、そのままの流れで追加点を許す展開は苦しくなります。

3年生の今後の活躍も期待しますし、1、2年生のこれからの成長も楽しみです。

最後になりましたが、ご子息が選抜に選ばれましたね。
おめでとうございます。
インカレでの活躍も楽しみにしています。

またお話しさせていただけることを楽しみにしています。
では、また。

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